大手銀行の相続代行サービス 比較まとめ 

みなさま、いつもありがとうございます。
相続手続き代行の相続モールです。

相続の代行サービスを行っている事業は、相続モールのようなワンストップファームをはじめ、弁護士や税理士、司法書士、行政書士など個々の士業者と数多く存在します。

本日はその中で、身近である点と信頼性はナンバーワンなのかと思います金融機関の所謂、遺産整理サービスについてまとめてみます。

銀行が行う相続代行サービス、遺産整理サービスって

銀行が行う相続手続き代行サービスである遺産整理サービスってどんなものなのでしょうか。

ゴールとしては、お客様のご要望にお応えした相続手続きを完了する事になります。

具体的には、財産目録の作成、遺産分割協議書の文章化、各種名義変更、税理士・司法書士などの紹介という事になろうかと思います。

大手3行が行っている遺産整理サービスを比較しながらみてみましょう。

遺産整理業務(相続手続き代行)の流れ

遺産整理業務流れとしてはまず

  1. 事前相談
  2. 相続人の確定
  3. 相続手続きを行うための委任契約の締結
  4. 遺産調査・財産目録の作成
  5. 遺産分割協議書の文章化
  6. 遺産分割手続き
  7. 資産運用のアドバイス
  8. 完了

という流れが多いです。

多少前後する部分はありますが、どの銀行も同じような流れで進んでいくかと思います。

基本的にはお客様のほうで亡くなられた方の戸籍や除籍をすべて集めてそれらを銀行に提出することでまずは相続人の確認を行うことが多いようです。

銀行が行う遺産整理業務(相続手続き代行)の気になる費用

銀行が行う遺産整理業務に係る費用は遺産総額によって○○%というパーセンテージによる決め方が主流になっています。

今回比較した大手3銀行もその設定方法で報酬を設定しています。

一億円以下の部分で遺産整理業務対象財産額の1.8%、1.620%、1.512%とそれぞれの銀行により違いがありますが仮に1億円分の遺産の整理業務を依頼すると180万円、162万円、151万2千円をまず銀行支払う事になります。
またその他として不動産の登録免許税や、相続登記や相続税の申告のために銀行から紹介を受けた司法書士、税理士などから報酬を請求されます。

また遺産整理業務対象財産が少ない場合は安く済むのかというとそうでもなく今回の大手3行も含め多くのところがさいてい108万円という下限報酬を設定しているので注意が必要です。
これは、報酬を先ほどのパーセンテージ方式で計算した場合に108万円を下回ったとしても108万円はかかりますよ、という事になります。

この下限報酬がある点と遺産整理業務報酬とは別に専門家報酬が請求されてしまう点が私たちとの大きな違いです。

私たちの場合ですと下限報酬はありませんので、必要な相続手続きが少なければそれだけ報酬は割安になりますし、もともとの見積もりに専門家報酬も含まれています。

新しいサービスも登場しています

上記のようなフルパックのサービスだけではなく、相続手続き「だけ」を行うサービスや相続人が5人以内であることなどの条件を絞ってWEBで対応することによって前述の下限報酬が45万円くらいからで利用できるサービスも登場してきています。

金融機関の方がやはり安心できる様な場合や金融機関の方が他の相続人様が納得しやすいような場合には金融機関の遺産整理サービスを利用するのがいいかもしてません。
一つのコツとしては、遺産整理サービスを依頼した銀行に遺産が多くあるとその口座の手続きは割安になることがおおいため、銀行の遺産整理サービスの利用を検討する場合には、亡くなられた方のメインバンクに相談してみると良いかもしれません。